海外の編み物キットでコースターを作ってみた

こんにちは~
以前から気になっていた、海外製の編み物キットについに手を出してみました!

実は結構前に、編みぐるみのキットは購入していたのですが、英語のレシピで書かれたキットを作る勇気がなくて、手つかずのままになっていたんですよね……

今回、コースターの編み物キットを入手したので、これなら英語がわからなくてもなんとなくで完成できるのでは……? と思って、作ってみることにしました

購入したキットはこちら

↑猫のコースターが編めるキット。パッケージの3色が全て編めます

↑内容物はこちら。必要なものはハサミ以外すべて揃ってました

↑付属のかぎ針は3.5mmのもの

↑日本の号数表記だと6/0号でした

オレンジの冊子はかぎ針編みの基本の編み方が写真つきで記載されていて、編み図(というか指示書?)に記載された略語が何を意味するかなども書かれてます

かぎ針編みの経験者ならこの冊子を見れば、例えば『Single Crochetが細編みのことでSCと表記されているんだな』とか『わの作り目はMagic ringで表記されるんだな』とか、理解できると思います

オレンジの冊子の手前にあるコースターが印刷された紙が編み方の説明が書かれたレシピになります

日本の編み図と違って、全部が略語と数字で構成されてました

そのまま記載すると著作権とかあるかも知れないので、例えでの記載なのですが

最初に作り目の指示(Magic ringの記載)があって、各段数については「R」と「数字」の表記
おそらくこれは輪に編むのでRoundのRと段数なのかな? と思います

一段目が細編み6目なら、「R1:6sc」といった表記です

増し目はinc(increase)で記載されていて、細編みと増し目を交互に繰り返す場合なら「(sc,inc)*6」みたいな感じで書かれていて、この場合だと「細編み一回と増し目一回を6回繰り返す」っていう意味になります

最後にその段で編む目の数が[18]といった感じで書かれているのですが、それがけっこういい手がかりになりました

今回編んだコースターは、引き抜き編みと立ち上がりの目の表記が無くて、そのかわりに前段の最後に数えない鎖編みがひと目ありました

たぶんそれが立ち上がりの目の代わりになってるんだと思います

  R3:(sc,inc)*6,ch1[18]

こんな感じです
最後の鎖編みは目数に入れないで、そのまま次の段に進みました

と、前置きが長くなってしまいましたが、完成品がこちらです

↑小物入れにも使える…みたいな感じの画像があったので真似してみました笑

↑コップを置くとこんな感じ

↑慣れてないせいなのか、私の編み方が悪いのか、段が移るときの鎖編み部分に少し隙間が空いてしまいました……

このあと、日本の編み方(引き抜き編み+立ち上がり)で3色編みました
せっかくなので、各色で編み針のメーカーも変えてみましたよ~笑

↑白はクロバー、グレーはTULIP、ベージュはハマナカです

↑全部並べるとこんな感じ

グレーが少し大きくなったのですが、これは編み針の影響というよりも糸の影響が強いように感じました
染料の影響なのか、触ったときの感触が色が濃くなるほどしっかりした触り心地になるんですよね……

↑左に行くほど、少しずつ大きくなってるように見えます

↑白を中心に3色並べました。画像で見るとそれほど違いはないようですが、手に持つと張りが違いました

これで完成……と言いたいところなのですが、海外の糸って柔らかくて弾力のある感じで、縫い付けたしっぽがちょっとクッタリしてしまうのが気になって、少し調べてみたんです

そしたらなんと!
海外の細編みの編み方と日本の細編みの編み方が少し違っていることが判明しました……汗

海外で一般的な細編みは、Yarn Under(ヤーンアンダー)と呼ばれる編み方

日本での細編みは、Yean Over(ヤーンオーバー)と呼ばれる編み方になるそうです

・日本で一般的な細編み

↑針を糸の下から上にクルッとして前の目の頭に引き抜く

↑その後も同じように糸の下からクルッと回して引き抜いて完成

・海外で一般的な細編み

↑糸の上から針を引っ掛けて手前に寄せるようにして前の目の頭に引き抜く

↑仕上げは日本の場合と同じように糸の下からクルッと回して完成

日本で一般的なヤーンオーバーは、編地が一番柔らかに編み上がる編み方なんだそうです

というわけで、海外風のヤーンアンダーでも一枚コースターを編んでみました

↑ベージュで編んだので、比較できるようにこちらもハマナカにしました

↑左が日本風、右が海外風。右の方が一回り小さくて編地がしっかりしています

↑日本風のヤーンオーバーで編んだ編地

↑海外風のヤーンアンダーで編んだ編地

持っている海外の編みぐるみキットも、パッケージの編地が四角いマス目のようが見た目になっているので、ヤーンアンダーの細編みで編まれてるんだと思います

小さいコースターを編むだけでもけっこう大変だったので、もう少し落ち着いてから編みぐるみに取り掛かろうかな……

意味を推測して、これで本当に合ってるのかな? と悩みながら編むのは、なかなか疲れますね汗

さて、続いては日本の編み物キットです

まずはお花のポーチから……

↑フラワーモチーフのポーチ。かぎ針ととじ針付きのものです

↑付属の針がTULIPだったので、手持ちのTULIPの3/0号針を使用しました

↑一度かなり上部まで編んだのですが、指してる段の拾い目がひと目ズレてることに気づいて編み直すことに…

↑ズレてた段まで解きました…

↑筋編みを編む際、前段の立ち上がりの3目めを編まずに左横の鎖編みからスタートしていたせいでひと目ずつズレてました…汗

↑編み直しで無事完成。フリルが幼少期に母親世代で流行ってたフランス人形の手編みのドレスみたいだなと思いました笑

↑内布付きのキットだったので、手縫いでチクチク編みつけました。表に響かないように縫うのはなかなか難しいです笑

続いて、いつものドイリーキット
息抜きに編むのにちょうどいいサイズ感で、疲れてるけど何か作りたいという時にはついついこのシリーズを手にとってしまいます笑

↑ひと目みて可愛い!と思ったブルースターのドイリー。楽しみすぎて後回しにしてました

↑モチーフを一つ編んでは編み繋いで行くタイプでした。使った針はTULIPの3/0号です

↑真ん中のモチーフと上下がわからなくなるので、編み上がるまでマーカーをつけてました。お手製のビーズタティングマーカーですが、軽くて細い糸に便利です

最後は、ハマナカのマナちゃんのキットです

↑マナちゃん、本当に可愛くて大好きです

↑メインの糸はわんぱくデニス。胴体部分は綿ではなくペレットで作ります

↑編み図通りに編んだはずなのですが、左右の手の間(足もでした)に隙間が…

↑別の糸で縫いとじました。どう編むのが正解なんでしょうね…汗

↑なんとか完成しました。顔の刺しゅうは前よりうまくなった気がします笑

↑背中にも刺しゅうがあります。どこに飾ろうかなぁ♪

ハマナカのオリジナルキャラクターのキットは他にもいくつか持っているので、そのうちまた編んで載せようと思います

ちなみに、編み図だけで良ければハマナカさんのサイト『あむゆーず』で無料公開されているようなので、気になった方はぜひ!

編みぐるみやかぎ針だけじゃなく、色んな編み針を使った編み物の無料編み図がありますよ~

ではまた~

旗の村松・手芸の村松
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↑海外キットではないですが…ハマナカさんからカップを包み込むような形のコースターキットが出ているようです

↑同じメーカーかはわかりませんが、チュートリアル用の同じオレンジの冊子がついてる海外キットがありました。QRコードからアクセスするとYouTubeのチュートリアル動画が見れます。そちらももちろん英語なのですが…汗

手芸の丸十 楽天市場店
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↑こちらはあみぐるみキットです。マナちゃんシリーズ、いろいろ出てます

名前はケッチと読みます。手芸や工作など、物を作るのはわりと全般的になんでも好き。今は小物類が主だけど、いつかは洋服や家具も作ってみたいと夢見てます。

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