ユザワヤ・ワンダーコットンで編む、冬用編み図のアレンジショール

こんにちは
突然、夏の気温になりましたね!
前日まで、冬用の布団と毛布に包まって眠っていたので、急な夏日にびっくり
急いで夏の寝具に取り替えたのですが、毛布や冬シーツを一気に洗ってしまうと干す場所がないので、少しずつ洗って片付けています……汗
先日、母と妹の帽子を編んだのですが、いざそれを送ろうと思ったところ、姪っ子用に買ったちいかわグッズの関係で、一番送料の安いゆうパックのサイズでは入らないことが判明!
もう一つ上のサイズで送るとなると送料もけっこう上がってしまうので、それなら……と、本当は来月以降に編んで送るつもりだった夏用のショールも急遽編んで入れることにしました
急な決断だったので、夏向けの良さげなデザインの編み図を探したり、本を買ったりする暇もなく、自宅にあった古い書籍の中のデザインから流用できそうなものを探して編むことに……
参考にしたのは、雄鶏社の『おしゃれなかぎ針編み』の作品二点

↑一点目は表紙に採用されているこちらのショール

↑もう一点は中に掲載されているこちらのモヘアのショール
比較的流用がラクだったのは、二点目のモヘアのショールでした
こちらのショールは推奨のかぎ針が3/0号になっていて、ワンダーコットンの推奨かぎ針の3/0~4/0号とほぼ変わらないので、掲載されている編み図のまま、3/0号のかぎ針で編み上げました

↑ワンダーコットンの品質表示

↑段染め糸のピンク部分がちょうど縁取り位置になって、いい仕上がりに…
大変だったのは、表紙にもなっている一点目のデザイン
と言っても、編み図自体はそのまま使用しているので、そこは問題なかったのですが、本来は5/0号針で編むデザイン
使用している糸も25g約90mの合太糸
一方、推奨号数3/0~4/0号のワンダーコットンは200g約800mの中細の糸
ということで、本来は3列で終了する模様編みを、ちょうど良いサイズになるまで増やして編むことにしました

↑完成品。こちらもグラデの濃い色が縁編みになっていていい感じです

↑最終的に模様編みは6列に…
列が増すごとに模様の数もどんどん増えて行くので、編んでも編んでも終わらない……
本当は1列手前で終了させるつもりだったのですが、その位置だとグラデの紺色が綺麗に出ないので、意を決してもう1列……頑張って編み上げました!
苦労はしたのですが、糸色も相まって孔雀の羽根のような素敵なショールが編み上がって、とても満足しています

↑2枚を重ねるとこんな感じ

↑頑張って増やした甲斐あって、サイズも程よくなりました笑
双方の胸元部分に置いてあるのは、共糸で編んだお花のブローチ
こちらはアップルミンツの『髪飾り・コサージュ・ブーケ ベストセレクション』に掲載されいるお花を流用しました

↑平たく帯状に編んだものをくるくる丸めて止めるデザインのもの

↑こちらのブーケの大サイズのバラの編み図を流用しました(掲載作品114bと同じ編み図)

↑こちらは別々に編んだ3つのパーツを最後に一つに縫い留めるタイプ

↑こちらの77番の作品です
同じ編み図を使っていても、糸が違うとかなり表情が変わりますよね
とくにピンクベージュの方は、元の掲載作品は花びらの先がピンと尖った凛々しい見た目のクチナシの花なのですが、ワンダーコットンで編んだものは芍薬風の可愛い花に仕上がりました
参考までに両方の余った糸も載せておきますね

↑意外なことにピンクの方が減ってました

↑紺(色番22)の残りは39g(タオルの重さ分は風袋機能で0にリセットしてから測ってます)

↑ピンク(色番16)の残りは20g

↑参考までに、まだ未使用の自分用のワンダーコットンを…(色番21)
編み始める前に糸も撮影するべきなのですが、毎回うっかり忘れて編み始めてしまうんですよね……
複数玉があるものは手つかずのものを撮影すればいいんですが、こういう大玉のものは一つしか無いので……汗
ピンクの余り糸で、自分用のスマホカバーも作製しました

↑前回同様、下から引っ張って取り出せるカバーです

↑ネックストラップがつくとこんな感じ
こちらは広瀬光治先生の『かぎ針で楽しむ小さなレース』の掲載作品のアレンジです

↑編み物の貴公子、広瀬光治先生。繊細なレースが素敵な一冊。小物の種類が豊富です

↑参考にしたのは可愛らしいレースの巾着。掲載作品のモチーフの実は3つですが、1つに減らしました
パップコーン編みは上下があるので、本来は上に編み進めるネット編みを下部の作り目(鎖編み)部分に糸をつけて編みました
上部は鎖編みでフリルをつけながら、ネックストラップを通す部分だけ開けて、編み閉じてます

↑ネット編みを3段だけ編んでます

↑真ん中は表の一枚だけ編んで、他は二枚同時に編み閉じてます
編み物が一段落したので、しばらく前に購入して手つかずになっていたハーダンガー刺しゅうの初心者キットを作ってみました
レース編みや刺しゅうを検索しているためか、ある時からネットのおすすめに上がってくるようになった『ハーダンガー刺しゅう』
すごく素敵なのですが、あまりに繊細すぎてなかなか手を出す勇気が出なかったんですよね……
ベルメゾンで販売されていた初心者向けのキットを入手する機会があったので、やってみようと思っていたのですが、なかなか落ち着いて作れるタイミングがなくて延び延びになっていました

↑野尻サナエさんの作品です

↑太めの5番の刺しゅう糸を使ったキットです

↑右の一般的な刺しゅう糸と比較するとかなり太めなのがわかります

↑刺しゅう布も粗めのもの。最初に布端を巻きかがりしてから使いました

↑指定どおりに刺しゅうして…

↑チクチク手縫いしてケースに仕立てました

↑どうでしょう?参考画像通りになってますかね??

↑ティッシュケースと書かれてますが、ティッシュの取り出し口は無いので、ポーチとしても使えるタイプでした
ベルメゾンの手芸キットは、これまでもかぎ針編みのキットやビーズアクセのキットなどで色々と作ったことがあったのですが、今回、一度もやったことのない『ハーダンガー刺しゅう』をやってみて、こんなに解説少なかったっけ?? と戸惑ってしまいました
今まではある程度、本や他のキットで作ったことのあるものばかりだったので気にしたことがなかったのですが、本当に必要最低限の解説のみという感じで、かなり頭を悩ませました
ハーダンガー刺しゅうは布をカットして模様を作るため、失敗できないという緊張感はありますが、出来上がっていく工程も含めてとても素敵なので、うまくできるようになりたいです
ではまた~
【おまけ】

↑郵便局に持っていくために詰めた箱が気になる娘舞ちゃん。ごめんね、その箱は上げられないんだ…

↑先日買った、ちいかわのクリアファイルケースが、作業中のキットと説明書を入れるのに大活躍でした。もう一つ買えばよかった

↑ワンダーコットン。画像ではわかりにくいですが、落ち着いたピンクベージュで大人でも使いやすい色です

↑こちらは21番のエーゲグリーン。22番は廃番になったようです…

↑アップルミンツのベストセレクションシリーズです
↑広瀬光治先生はYouTubeで編み方の解説動画も出しているので、合わせて視聴するのもおすすめです

↑通販でもハーダンガー刺しゅうキットは購入可能です。海外からの取り寄せなので、1~2ヶ月かかるようです
↑書籍もあります。こちらは竹内博子さんの現行の書籍です。わかりやすい解説と大きめの作品が多めでやりがいたっぷりです

↑個人的には同じ著者のこちらの本の方がわかりやすく感じましたが、こちらは残念ながら廃版のため入手困難になっています。小さな図案が多めな所も良いんですよね~
↑こちらもおすすめ。同系統のかがり方を同ページにまとめて記載しているので、検索がしやすいです。小ぶりの作品も掲載されているのも始めやすく感じました