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今更ですが、人気の猫耳帽子を編んでみました~誰でもかんたん、編み方あり~

こんにちは
けっこう前から人気の高い猫耳帽子
可愛いんですが、子ども用のイメージが強くて……

でも最近は、いろんな年代の人が編んだり被ったりしてるのを見て、ちょっと編んでみようかな? と思い立ちました

とはいえ、あんまり可愛らしいものは年齢的にも痛いので、あれこれ試行錯誤して、シンプルで大人でも使えるものを作ってみたので、シェアしてみようと思います

編み図無し、面倒なゲージ取り無し、作り目の鎖編みと長編みが編めれば誰でも簡単に、自分サイズで、猫耳帽子が編めるので、よかったら編んでみてください♪

↑こちらの帽子です。モデルは黒猫ろんさんぬいぐるみに代役いただきました♪

今回使った毛糸はこちらのニュッセです
お好きな毛糸で大丈夫ですが、あまり細い糸だと編む目の数が増えてしまって大変なので、ほどほどに太さのある糸がおすすめです

↑セリアのニュッセ。2玉半使いました

↑カラーはNo.2

ニュッセは現在もセリアさんで扱っている毛糸なのですが、この糸は1~2年前に買ったものなので、今年も同じ色番号があるかは不明です

編み針は糸に記載されてる参考かぎ針を使ってください
こちら、mmで表記されてますが、スラッシュ表記の8/0なので、おそらく8/0号の誤りだと判断

8/0号かぎ針で編みました

1.まずは寸法を決めるために、頭の長さを手持ちの糸、毛糸などで図りましょう

↑代役のうさぎさん。糸は交わる部分(写真の眉間部分)でカット

↑被るときの状態の位置で測ります

↑カットした糸を半分に折ります

↑こちらは人間サイズのもの。このサイズを目安に鎖編みで、トータルが偶数になるように作り目を編みます

頭を測る場合のポイントは、
 ・被る際の帽子の縁になるラインで測ること
 ・毛糸を強く引っ張りすぎないこと

作り目の際のポイントは、
 ・糸を半分に折るのを忘れないこと
 ・緩く置いた状態の糸の長さを目安にすること
 ・偶数目になるようにすること(縁編みの関係です)

特に作り目のときは、あまり糸をピンと張った状態を目安に編んでしまうと編み上がったときに帽子がゆるゆるになってしまうので、自然に置いた状態での長さに鎖編みをあんでくださいね

ちなみに私の場合は38目になりました

作り目が編めたら、長編みで本体部分を編んでいきます

2.まずは鎖編みの上側半目に長編みを編んでいきます

↑立ち上がりは鎖2目で。針は鎖編みの上側半目と裏山に入れて編みます

↑長編みが一目編めたところ

日本の手芸本では、長編みを編む際の立ち上がりは鎖3目で書かれていることが多いのですが、3目で編むと隙間ができてしまうので、2目がおすすめです

↑立ち上がり3目で編んだ場合

↑立ち上がり2目で編んだ場合

海外だと立ち上がり2目で長編みを編むことが多いみたいです…

3.鎖編みの下側半目にも同様に長編みを編み入れていきます

↑上側半目(と裏山)を全部編んだところ。このまま下側半目に進みます

↑先に編んだ上側半目が下になるように持ちかえます

↑最後に編んだ目のところに針を入れて長編みを編みます

↑そのまま反対の端まで長編みを編んで行きます

4.鎖編みの上側半目と下側半目に長編みが編めたら、最後の目と最初の目を引き抜き編みで繋ぎます

↑下側半目を編み終えたところ

↑最初の立ち上がりの頭に引き抜き編みをします

↑引き抜きました

↑そのまま鎖2目で立ち上げて、二段目に進みましょう

一段目が編めました。あとはひたすらに自分のちょうどいい被り心地の深さまでどんどん編んでいきます
ちなみに私は16段編みましたよ

段染めの模様の出方に困ったら…
※ここは段染め糸での模様の出方に困った方向けのアドバイスです。模様に問題の無い方、一色の糸で編んでいる方は飛ばしてくださいね

段染め糸で編んでいて、こんな感じで模様の出方がちょっと…ってときありますよね…

きれいに模様が出ないというか…きれいに並びすぎているというか…

そんなときは、二段おきに2玉の毛糸を交互に使って編んでいきましょう

↑元々編んでいた糸を新しくつけた糸の上に乗せ(親指で掴んでいる糸)そのまま長編みを編むと、糸が押さえられます。一段ごとに必ず前の糸を上に乗せ編みます

↑毎段上に乗せて編むと、編み上がりの裏側は最終的にこんな感じになります。都度押さえているのでジャマにならず、糸始末の必要もありません

糸は都度切ったりせず、つながったままの状態で二段ずつ編みます
糸を交換する際はもちろん、その次の段を編む際にも、必ず、前の糸を新しい糸の上に乗せて編むようにしてくださいね

二段ごとに交換した編地がこちら
いい感じのランダム模様になりました♪

5.縁の折り返し部分を編みます

折り返し部分は長編みと裏引き上げ長編みを繰り返します
・長編み→前段の目の頭を使って編む編み方
・引き上げ長編み→前段の足の部分を使って編む編み方
というだけの違いなので、長編みが編めれば簡単に編めますよ

今回は裏引き上げ長編み
足の裏側から針を入れて、長編みを編む編み方です

↑通常通りに立ち上げ2目のあと、長編みの糸を針に巻きます

↑針先を前段の足に裏側から差し込んで、そのまま長編みを編みます

↑裏引き上げ長編みが一目編めました

↑隣は通常の長編みを編みます。この繰り返しです

↑一段目が編めました

↑二段めからは、前段の長編みの頭に長編み、前段の裏引き上げ長編みの足に裏引き上げ長編み、を編んでいきます

縁の段数もお好みでOKです
私は四段編みました

編み上がった縁を表に折り返したら完成です♪

↑交互に編んだ裏引き上げ長編みを表に折り返すと、ゴム編みのような見た目になります

凝った模様編みもなく、縫い閉じる部分もないので、かなり楽に編めると思います

ぜひ編んでみてくださいね!
ではまた~

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↑今回使ったニュッセは並太と極太の中間くらいの太さになるようです。こちらが近いかも??

↑こちらは並太ですが、こちらもサイズ感は近そうです

↑今回はしっかりした糸だったのでエティモで編みました♪

名前はケッチと読みます。手芸や工作など、物を作るのはわりと全般的になんでも好き。今は小物類が主だけど、いつかは洋服や家具も作ってみたいと夢見てます。

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