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多くの人に知ってほしい!私が外猫風ちゃんの保護を早めた理由・保護編~下準備~

こんにちは
前回の発覚編~その2~からの続きになります
思いの外長くなってしまってすみません汗

多くの人に風ちゃんの身に起きていたこと、ひいては外猫ちゃんに起こりうる問題を知ってほしくて、ちゃんと説明しようと思うとつい長くなってしまいます

さて、内臓らしきものが見えていた風ちゃん
まだ触ることを許してくれない彼女を保護するためには、準備と道具が不可欠でした

保護するにあたってうちで行った行動が、猫の保護を検討されてる方の参考になるかも知れないので、まずはそちらをお話しますね

  • 自治体への問い合わせと相談
  • 近隣の保護団体への問い合わせと相談
  • 動物病院への問い合わせと相談

この3つになります

なぜそれらを行ったのか、1つずつ説明していきます


  • 自治体への問い合わせと相談

自治体によっては、猫を保護するにあたって助成制度があったり、道具の貸し出しを行っているケースがあります

残念ながら、うちの自治体では助成制度の申請は実績のある保護団体などが優先される側面があったため、すぐに申請することは叶わなかったのですが、費用の軽減が見込める可能性があるので、相談することは大事です

また、受け入れてくれそうな動物病院に関しても情報を得られたのも助かりました

ただし、自治体で詳細に案内することは業者の斡旋に繋がりかねないということで、ハッキリとした案内ではなくあくまで自治体で行っている予防接種の協力状況など過去の実績からの個人的な印象という感じでの情報提供でしたが……笑


  • 近隣の保護団体への問い合わせと相談

こちらは大前提として、保護したい猫ちゃんにかかる費用はご自身で持つことが絶対です
捕獲もご自身で責任を持ってやることも大切です

どの保護団体も少しでも多くの猫を守るために活動費ギリギリまで保護しています
人員もスケジュールいっぱいいっぱいで動いていることがほとんどです

想定外の猫を持ち込まれることで活動困難になると、保護団体自体が崩壊する危険性もあります

じゃあなんのために問い合わせるの? 相談するの?? というと、捕獲器の貸出や捕獲に当たってのアドバイスをいただける可能性があるからです

捕獲器は購入するとなると数万円かかるのが一般的です
安価な捕獲器もありますが、そちらは主に害獣駆除目的のものであることが多く、捕獲した動物が怪我をする危険性もあります

安全性の高い捕獲器ほど価格は相対的に高くなる傾向にあります

捕獲後にたくさんお金がかかるのは確実なので、捕獲器を貸りられるのは大きなメリットです

また、団体によっては懇意にしている動物病院を紹介いただける場合もあります
※動物病院に関しては次の項目で説明したいと思います

私は保護団体からの捕獲器の貸出とアドバイスのお陰で無事に風娘ちゃんを保護することができました
経験豊富な方からのアドバイスは本当に助かりましたよ


  • 動物病院への問い合わせと相談

最後は動物病院です
こちらに問い合わせたり、相談したりする目的は、保護をしたあとにどうしたらいいのか? といった情報になります

まず、かかる費用がどのくらいになるのか?
これはあくまで概算になるので、実際にかかる費用とは差が出るものだと思った方がいいですが、それでも『最低これだけは必要になる』という金額を知っておくのは重要です

風ちゃんは病気があったために通常の費用よりも大きな出費が必要でしたが、それも含めてアドバイスをもらえたことで、備えることができました

そして、これが一番大事なのですが、外猫を持ち込んだ場合にその病院で治療や入院が可能なのか、という点です

動物愛護の観点からか、持ち込まれた患畜の治療拒否は原則としてはできないそうです

しかし、実際に持ち込まれた外猫が暴れて手がつけられない場合、対処するための設備や人員が無ければ、十分な治療が行えない可能性はあります

また、うちの風娘ちゃんは暴れることなく治療は受けられましたが、外猫でどんな病気を持っているか不明だったため、他の患畜と一緒にすることはできず、隔離での手術や入院になりました

個人の病院などでは隔離するスペースが無いこともありえますから、その場での治療はしてもらえても入院ができないなんてこともあり得る話だと思います

準備や情報が不十分で、せっかく保護した猫ちゃんがたらい回しにならないためにも、事前にしっかり確認しておくことは大事なことだと感じました


以上が、うちで風ちゃんを保護するにあたって行った事前の下準備になります

漠然と『保護してあげたいなー』と思っていたこともあって、どういう行動が必要なのか調べていましたが、それが今回の緊急保護に役立ちました

どこになんの問い合わせや相談をすればいいのかがわかっていたので、捕獲から治療までをスムーズに行うことができました

↑退院後の風娘ちゃん

続いては、捕獲の詳細を……と言いたいところですが、そちらは興味の無い方もいるかと思うので後日に回して、次は風ちゃんがなんの病気だったのか、どうしてあんなことになってしまっていたのか、についてを書きたいと思います

次回、治療編に続きます

名前はケッチと読みます。手芸や工作など、物を作るのはわりと全般的になんでも好き。今は小物類が主だけど、いつかは洋服や家具も作ってみたいと夢見てます。

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